ジョブ理論

一年ぶりの久しぶりの更新

一言で言うと、顧客の片付けたいジョブを考えろ!という内容です

シェイクの件は考えてみればなるほどとは思います 商品を買った顧客がとった実際の行動にフォーカスをあてたのはとても実践的 

売れたという結果と顧客の行動を関連づけたのはいいのですが、これはいわゆる後ろ向き研究 本当はこういう商品・サービスをつくろうという前向きな理論に対する視点が欲しいところ

 

キャズム

キャズムとは、アーリーアダプターとアーリーマジョリティの間に横たわる、深い谷のこと。ここを乗り越えられるかがスタートアップの成否の分かれ目。

実験試薬や委託サービスを仕事で扱っていますが、まさにこの理論通り。購入する客と購入しない「客」に真っ二つ。なかなか想定通りに売り上げが伸びないので、プロアクティブな営業が足りない、との上司の指摘に違和感をもっていた矢先にこの本を読みました。このキャズムに陥っているのかも、と思いながらスイスイ読むことができました。

ビジネスや営業などで苦境に陥った時には確かに原因自分論の方が前向きではありますが、そもそもそうでないことも多いと思います。そんなときはぜひこの本を読んで、自分と顧客がどのような状況にあるのかを冷静に総括したほうがアクションプランが違ってくるように思いました。無駄に自己反省しなくて済みます。

 

 

百戦錬磨

著者は新日本プロレス社長のメイ社長。彼の自叙伝かつ、新日本プロレスの成功物語。

感想。やはり企業はトップ次第であることがよくわかりました。他プロレス団体も選手層は悪くないものの、経営者が経営をわかっていないケースがよくあります。事実として、選手あがりの経営者はプロレス経営に転んでいます、名前は挙げませんが。

やはり、他の血をいれないとダメですね。製品は悪くないのに利益が出ていない会社は日本にごまんとあります。プロレスもそう。

トップダウンボトムアップかという議論をよく耳にします。どちらであってもトップは大事。彼は真のリーダーだ。プロレス愛に満ちている。

結局、最後は愛と勇気なのかな、アンパンマンではないが。。。

 

 

不確かな医学

こんなに誠実な医師がいたことに感動した。人工知能と医学との関わり方に関しても考えさせられた。

また、同本に挿入されている江本博士の書評も素晴らしい。医学のみならず、科学のあり方を真正面から問うものである。

人生百年という不幸

現役の医師の本。医師には文才のある方が多い。彼の本は全て目を通している。現代が抱える違和感をズバッと指摘。患者様と言い回しはおかしい、とか。まったくもってその通り。

落語の引用がスパイスとなり、エッセイ全体が引き締まります。